今回のシリーズのために久保陽子先生と文京楽器様がピアノを新たに借りてくださいました。
1917年製のニューヨークスタインウェイです。
私がこれまで弾かせていただいたピアノの中で2番目に好きな音の楽器です。
これはディスリではありません。
1番はホロヴィッツが所有していたスタインウェイのピアノ。
信じられない音は弾いて17年が過ぎましたがいまだに忘れられません。
今回弾かせていただくピアノは、
そのホロヴィッツが愛したピアノに近い音がします。
ホロヴィッツのピアノはフルコン。
このピアノはそこまで大きなピアノではありません。
結果、響きが違うのは当然です。
でも、ピアノの王様と言われた良き時代のスタインウェイの音を
皆様に是非お聴きいただきたく存じます。