なぜ音楽が必要なのか

ある番組で「音楽のない文化は歴史上存在しない」と報じられ、

改めて衝撃を受けました。

整った曲に限らず、例えば、手を叩く、太鼓と叩く、ハミングをする、口ずさんで歌う、これらも立派な音楽です。歴史の中で、ベートーヴェンらの偉大な作曲家の音楽を経て、現在のクラシック音楽や、ジャズ、J-ポップ、演歌等、様々な形態に変化を遂げてきました。映画やドラマなどの動画に流れる効果音、BGMも臨場感をより表すのに欠かせない存在です。音楽の効果は、その場の雰囲気を盛り上げるだけに留まらず、想像力を掻き立てる大変重要な存在です。

例えば、ベートーヴェンが運命交響曲を作曲していますが、あの緊迫した「タタタターン(ジャジャジャジャーン)」はどんな想いで創作されたのでしょう。苦しさでしょうか?負けてなるものかと自分を奮い立たせた意気込みでしょうか?本当のところは作曲したベートーヴェンにしかわからないけれど、恐らく正解に近いところを感じ取ることはできるはずです。それをくみ取って表現して演奏すること、それが音楽を奏でる最も面白いことだと思います。

また、近年は、どうして?!と目を覆いたくなる痛ましい事件が多発しています。殴れば、殴られた相手も自分も痛い。刃物で刺せば大けが、或いはそれ以上の取り返しのつかないことが起こる、そんなことは本来理解かって当たり前だと思っていました。それがわからないからこのような事件は起こる、それはなぜか?

 

最近は、学校での音楽授業の削減により、音楽から考える事が出来る「想像力」も削減されてしまいました。想像力を失うことは、日常生活に於いてとても危険を伴います。学校が音楽を減らすならば、どこかで補う必要があります。だからこそ、今音楽が必要であると考えます。私は、ピアノのレッスンを通じてそのお手伝いもしたいと思って取り組んでいます。

想像力(imagination)について井上一樹さんが興味深い動画を公開されています。

こちらも是非ご覧ください。